去年のおれが仮面ライダーブラックサンについて思っていたこと

永遠に戦い続けるとかもうやめないか??

ってことを南光太郎は言いたかったんだろなあって思う。

仮面ライダーブラックサンをだいぶ前に全話見ました。
正直原作である仮面ライダーBLACKは全く見てないので、大人向けの新作ライダーだ~って感覚で視聴させてもらいました。そしたらめっちゃ面白かった!
この後どうなるんだーっ!って話が終わるごとに次の話を見たくなっちゃったね。

見たか!?最終決戦のブラックサンとシャドームーンの対決を。
あの同時に決める変身ポーズをかっこいいと思わなきゃ男じゃね~!!
最終決戦でようやくライダーキック解禁ってのが憎いね!これが一挙配信のいいところ。12話全体で一本の物語だっていう証拠だよな。

最終回のOPが昔のBLACKのテーマだってのも粋だったね!
おれは全然世代じゃないけど、ちょっとボケた映像にあのイントロが流れた瞬間鳥肌が立っちゃったよ。
そして最終決戦に向かう光太郎を静かに見守るノミとクジラとコウモリ……。
くぅ~!!!たまらん。
君は見たか、愛が真っ赤に燃えるのを!?


見ろよ最終回、胸に刻まれたあのマークを。葵は無限を書いたはずなのに無限になってないじゃねーか!
要は原作のゴルゴムマークなんだけどおれには無限とかもうやめない?ってメッセージに見えるね。
こういう哀しい戦いはやめようってことで光太郎は最後の戦いに挑んだんだと思うよ。

まあ結局葵はストーリー終了後もまた別の戦いに身を投じていくわけなんだけど。
そう思うと光太郎と葵は同じ相手と戦ってたはずなのに、結局思いは共有してなかったんかなあ……って思います。
このズレが主人公は光太郎ではなく葵って言われる理由なんだろな。

もともとあの無限マークが悪女のゆかりが作ったものだったって考えると、もうその時点で結構嫌なマークなんだよね。
光太郎がどこまでゆかりの本心に気づいてたのかは知らないけど、ああいう過去と決別するつもりで無限ではないあのマークを胸に刻んだのかなって思う。

よくよく考えたら光太郎は怪人だけど、葵はもともと一般人として怪人差別と闘ってきたわけだから最初から立場が違うんだよな。
んでもって葵の活動のエネルギーって他人が虐められてるのを見て……ってとこなので、人のことを考えると際限がなくなっちゃうんだろうな。
最期まで戦い抜かなければその人が浮かばれないって思っちゃうんだろうな。

そう考えると光太郎の立場としては自分自身のことで戦っているがゆえにある程度のゴールラインを自分の中に決められる。
それが第1話の世捨て人みたいな光太郎だったんだとおもいます。

他人事ではないことって、逆に案外自分の中で折り合いをつけられるんだろうなって思う。
これがブラックサンを見てのおれの最終的な感想になりそうです。

↑の文章が入った.txtファイルが今日会社PCの片隅から発掘されました。
たぶん仕事中に書いたんだろうけど、去年のおれ何してたんだろうな……。

感想としては自分で結構面白いなと思ったので一応残しておきます。
今のおれはたぶん思いつかないので。