終わりだよ。
しかもそのまま流れていった。どうすることも出来なかった。
おれは今日からどうやって寝る前のASMRを聴けばいいんだ⋯⋯。
静寂の中で布団にくるまることが、こんなにも心細いなんて。
心が凍える。無力感が襲い掛かる。
有線のイヤホンはたくさんある。
だけどこのスマホは、どこにも穴なんて開いてないんだ。
ただひたすらに悔やむ。許してくれ。
終わりだよ。
しかもそのまま流れていった。どうすることも出来なかった。
おれは今日からどうやって寝る前のASMRを聴けばいいんだ⋯⋯。
静寂の中で布団にくるまることが、こんなにも心細いなんて。
心が凍える。無力感が襲い掛かる。
有線のイヤホンはたくさんある。
だけどこのスマホは、どこにも穴なんて開いてないんだ。
ただひたすらに悔やむ。許してくれ。

これは足柄サービスエリアで食べたカツカレーです。
プロ野球のファーム日本選手権を見るためにこの土日で静岡に行ってきました。
バイク出して一泊二日の旅行するのは初めてだったし、それなりにイベントは盛りだくさんだったんだけど、それと反比例してブログ書く体力が残ってない。ヘトヘト。
じゃあ体力ある時にブログ更新しろよ!って思われそうだけど。こういうのはライブ感も大切だと思ってるんで……。
とにかく高速道路が大変だった! 特に帰りは風が強くて死ぬかと思った。
まえ高速道路怖いみたいな記事書いた時よりは苦手意識はなくなったけど、100キロ超+強風はさすがに体力ごっそり奪われた。サービスエリアがオアシスに見えたもん。
とりあえず旅の要点だけ箇条書き。
・静岡行きの東名高速で大量に引っかかるオナモミ。なんで?
・草薙球場でフォロワーと合流。
・観戦したのはファーム選手権準決勝の巨人対DeNA
・席の目の前に蛾が 気が散る!
・その蛾を容赦なく踏みつぶす球場職員のおっちゃん←MVP
・藤浪ベンチ入りのアナウンスでざわつく球場
・静岡おでんがうまい!おかわり!
・試合は巨人が勝利
・試合の後はフードコートで石川の引退試合観戦
・フォロワーがスマホで中継見せてくれたの本当に助かりました。正直映像で見れないと思ってたので……。
・「真中って現役時代どんな感じの選手だった?」→「増田珠みたいな感じ?」→納得
↑この辺のことを2000字くらい使って記事にしたかった。でも文章にできるほど頭が回らないので。
一緒に現地観戦したフォロワー諸氏ありがとね。楽しかったです。


これは草薙球場と沢村栄治像。
沢村栄治ってもっと足をピーンと上げてるイメージだったけど意外と控えめだった。巨人の星の読みすぎかしら。
とりあえずこれから自宅の布団でぐっすり寝ます。
おつかれさまでした。体力回復!

一日だけスカッと晴れたな。
あとの4日は台風来たりでもう滅茶苦茶。今年の雨の多さはマジで気が滅入ってくる。勘弁してくれ。せっかくの連休が……。
これは台風一過の隙をついて宮ケ瀬湖に行ってきた時の写真。

こっちは台風前日に相模湖に行った時のやつ。
「明日から台風くるから、雨降らないうちに1回くらいツーリングいかなきゃ!」と思ってバイク走らせたんだけど、台風関係なく普通に午後から雨が降り始めた。ビショビショや。
今年の日照時間の少なさは本当に気が滅入ってくる。早く日向ぼっこしたいよ。ニョロトノ失格ですごめんなさい。

久しぶりのバイク写真。
最近まどマギの話しかしてなかったけどバイクまだ飽きてないです。大丈夫です。
あんまり渋滞に巻き込まれたくないから、ツーリングに行くときはけっこうな早朝に出発するんだけど、そうすると行った先でどのお店も開いてないのがちょっと切ないね。
この日も目的地のお店が開くまで宮ケ瀬湖をグルグル何週もした。それはそれで楽しいんだけどそのうちバターになりそう。

もう一回宮ケ瀬湖。この日は天気がマジで良かったので何度も貼っちゃう。
これは添えヒバニーでちょっと自己主張しようとしたやつ。
でもあんまりにもボケボケだったので恥ずかしくてマストドンに貼れなかった。
撮り直そうと思ったけど、何度もヒバニーを掲げる不審者になる勇気がなかったので……。
こういうの上手く取る達人が居たら、こっそり僕に教えてください。お願いします。

コロナに感染して5日ほど寝込んでました。
職場に復帰したら「今頃かかるなよ!」って言われた。ホントだよ。
一番流行ってた時もかからなかったし、家族が全員コロナでダウンしたときも一人だけうつらなかったので、このまま永久にコロナとは縁がないまま終わるんじゃないかと思ってた。でもしっかり陽性だった。残念。
ただの風邪とか弱毒化したとかいろいろ言われてるけど、ガッツリ熱出たしキツかった! みんなも手洗いうがいしっかりして、変なウィルスに感染しないようにな。
体調悪かったのもそうだけど、5日寝込んでる間マジで暇だった。なんか見るもんねーかなって思って見つけたのが、この『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』だ。
ちょうどこの前『廻天』をみて感想記事も長々とかいたので、まどマギ熱が高いうちにせっかくだからこっちも見てみようかなと。
1クールで完結した本編と違ってこっちは3期で全25話。結構長丁場だ。
ところでこの手の外伝作品って、世界観は同じでも絶対『まどマギ』本編と同じ視聴体験はできないと思ってるんだよな。
なぜなら『まどマギ』本編はその世界観や魔法少女の秘密が解き明かされていく過程そのものに面白さがあったと思っているからだ。いくら設定が同じでも、この体験に勝る楽しさはなかなか得ることができない。俺たちは、魔法少女の秘密を概ね全てすでに知ってしまっているのだ。
というわけでそんなに期待せずにこの『マギアレコード』を見始めたけど、やっぱり本編とはテイストが違う話だと思った。さながら1冊のミステリー小説のような読み味だった本編とは違って、こっちは王道少年漫画だ。あらすじを説明するとこうだ
主人公・環いろはが行方不明の妹を探し、新興都市・神浜市にやってきた。そこには魔女ではない"ウワサ”と呼ばれる怪異がはびこっていた。仲間を集め、"ウワサ”を倒しながら妹の情報を集めるいろは。やがて彼女は魔法少女たちの秘密結社「マギウスの翼」の陰謀に巻き込まれていく……!
うおっ、なんて主人公らしい目的意識!しかも悪の組織まで出てくる! 。
もうね、ポケモンの主人公がバッジと仲間を集めてるうちに、ロケット団の陰謀に巻き込まれていくのと同じノリなのよ。
ただ正直見ててダレた部分もある。というのも元がソシャゲ原作なので、出てくる魔法少女が結構多いのだ。基本的に敵を倒す→仲間が増える→妹の情報ゲット!の繰り返しで話が進むんだけど、だんだんこんなに仲間いる!?って感じになってくるし、その仲間もわりと持て余していた気がする。途中魔法少女の真実とかも語られるんだけど、俺たちから見ると「いや、それ知っとるし…」ってなるし。
個人的にはこの「敵を倒す→仲間が増える→妹の情報ゲット!」を繰り返す1クール目が丸ごと本編における3話までの役割で、2期の「覚醒前夜」からようやく話のエンジンがかかり始めるって印象だ。
というのも行方不明の妹や秘密結社「マギウスの翼」の真実など、本編とは違う『マギアレコード』独自の謎の多くにメスが入り始めるからだ。
この「マギウスの翼」ってのが今作のテーマに結構深くかかわってて、まあパッと見は悪の組織なんだけど目的は「魔法少女の救済」なんですよね。
他の作品で言うと『仮面ライダー555』の怪人組織・スマートブレインが実態として近いのかもしれない。『555』でオルフェノクたちが繁栄のために人類を相手におイタをしているように、魔法少女たちも周りを厭わず生き残るのに必死なのだ。
なんか悲しいな。魔法少女ってもっと、夢と希望を振りまくヒーローみたいなもんじゃないのか。それがこんな怪人みたいなセコいことをして……。
でも『555』におけるオルフェノクがそうであるように、『マギアレコード』の魔法少女も一種の社会的なマイノリティなのだ。
魔法少女になったところで、別に世界から感謝されるわけじゃない。むしろ普通の人間には見えないところで、魔女と戦い続けなければならない。そのうえ魔法少女自身も、いつか魔女になるという運命から逃れられない。
そういう「ヒーローになれなかった」魔法少女がどういう風に生きていくのかこそ、『マギアレコード』の根底に流れているテーマだ。
この辺も、「才能ある一人の魔法少女の決断」を巡る話として描かれたまどマギ本編との違いのひとつだと思った。
結論として、『マギレコ』は確かに面白かったけど、『まどマギ』本編とはまた別種の面白さだったということです!
一方で見滝原組の活躍は予想以上に多いので、動くまどかたちをまた見たい!という方にはオススメかも。
特にマミさんは本編で3話退場だったのを狙ったかのように3話から出てくる。
果たしていろはは妹と再会することができたのか……結末は君の目で確かめてくれ!
ちなみにすべての種明かし回になるfinal seasonの1話は好きすぎて3回くらい見た。ネタバレ上等の人はここだけでも見てほしい。個人的にキュゥべえをすごく見直したので。
少し内容に触れると、本編で「魔法少女の魂がソウルジェムになるってどうして教えてくれなかったの?」に対して「聞かれなかったからね」と答えたのが、あくどい詐欺ではく本当に聞かれなかったから答えなかったんだなってのが分かって感動した。
とまあここまで真面目に『マギレコ』について語ったけど、そのうえでちょっと話したい魔法少女が一人いる。

七海やちよさんだ。
いろはの下宿先のオーナーで本作のキーパーソンなのだが、なんと大学生で魔法少女なのだ。
魔法……少女!?
年齢的にも立派な成人女性である。
マミさんが中学3年生でベテラン扱いだったけど、上には上がいるなあ……。
もちろんクソ強い。
そしてなんと運転免許も持っている。
まどかたちを乗せたトラック(しかも外車!)でマギウスの翼の本拠地に突っ込んでいくシーンは必見!!
その時のセリフが「免停覚悟で飛ばすわよ!」
免停を気にする魔法少女、生活感がありすぎるだろ……。
そんな彼女も、実は作中随一の悲しい過去持ちだったりする。
長く魔法少女を続けてきたベテランだからこその責任感や、失ってしまった仲間への思いがあって、クールに振る舞っていても「この人、相当いろんなものを背負ってるんだな……」というのがひしひしと伝わってくる。なんか一人だけ湾岸ミッドナイトのような哀愁があるのだ。
やちよさんにはマジで幸せになってほしい。
ちなみにもう一人彼女と同年齢で梓みふゆという魔法少女がいるのだが、そちらの肩書はなんと浪人生。
なんか悲しいよ……魔法少女になっても受験からは解放されないのか。
ゴーゴー魔法少女。全ての魔法少女に幸あれ。

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何言ってんだこいつ!?
前回の記事で『廻天』を見てきたことだけは報告したけど、正直書きなぐりの記事だったので申し訳ない。具体的な内容と感想についてこれから話していこうと思う。
そもそも前回の記事からして仮面ライダー剣とエヴァンゲリオンの話しかしていない。なんのこっちゃって感じだけど、何とかまどマギに触れずに『廻天』の話をしようとした結果があれだ。
まず最初に伝えたいのは、おれは『まどマギ』のことはTV版の12話で完璧に完結した物語だと思っていること。途中で空中分解して、何度も言い訳じみた”やり直し”を繰り返したエヴァンゲリオンとはわけが違うのだ。
それを踏まえて前回の記事の『ブレイド』を『まどマギ』に置き換えると、おれの言いたいことは伝わるだろう。要はハナから続編など望んでいなかったのだ。
なんなら今作の前日譚にあたる『叛逆』でさえ「あれからまだ語ることある??」と最初は思った。でもこれだけスマッシュヒットしたアニメに劇場版が作られるのは「それはそう」って感じだし、映画の内容自体も、結果的に本編の結末の“歪み”に切り込んだ良作だった。ここまではいい。
で、ここからが本題の『ワルプルギスの廻天』だ。13年ぶりに来てしまった完全新作。終わっていたと思っていた物語の続きを、おれはどう受け止めればいいんだ?
まず今作に一体おれは何を期待していたのか。それは物語の前進、そして完結だ。
『叛逆』でTV版の結末は一度否定され、まどかは人間として再び見滝原で日常を送り始めた。でもそれは“悪魔”となったほむらが生み出した偽りの世界。その歪みから、いつ崩壊の時が訪れるかはわからない――。
この状態で13年も放置されていたのも今思うとヒドイのだが、ついに続きが描かれるとあらば、期待するのはスッキリとした解決だ。
いまさらまどマギを墓から掘り返すのなら、どうかこの『廻天』が、まどマギの物語において意味のあるものであってほしい。TV版と『叛逆』を経た上で、今回の『廻天』でまどマギの完璧な決着を見せてくれ!!そんな気持ちでおれは映画館に足を運んだ。
・なにが『廻天』だよ!
ところがだ。もう結論から言うと、この話は何も前進していない、むしろ後退していたのだ。
……いや、正確に言えば、物語だけを見ればちゃんと色々なことが起きている。新しい設定も出てくるし、キャラクターたちも動く。だけど、おれが『廻天』に求めていた「物語の前進」という意味ではどうにも釈然としない。
まず「円環の理」になっていたまどかの処遇!
まどかはTV版最終話、「すべての魔女を生まれる前に消し去りたい」という願いとともに、人間としての人格を犠牲に「円環の理」として魔法少女を救う存在になった。
これを第一段階として、『叛逆』ではほむらが悪魔となることで「円環の理」からまどかの人格を分離させた。これが第二段階だ。
でもまどかを失った「円環の理」がまともに動くかはわからないし、世界自体もほむらが自分の良いように捏造したもの。そんな不安定な状態の中で、ここからさらに“第三段階”として冴えた結末を用意してくれるものだと思っていた。
ところが『廻天』の結末は、人格と記憶を取り戻したまどかが自らの意志で「円環の理」に戻ってしまう。つまりテレビ版最終回の状態に戻ってしまうのだ。
なんでだよ! 奇跡も魔法もないのかよ!!
もちろんまどかが下した「選択と責任」として、テレビ版最終回は最高の結末だったと思っている。でも劇場版を二回使って同じ結末になるのは、それはどう考えても蛇足だろう!? 『叛逆』でほむらがやったことも、この時点でおれの目には否定されてしまったように見えた。
そしてスタッフロールが終わった後にさらに堪えたのが、いかにも続きがありそうな終わり方をしたこと。きれいに閉じていたはずの物語が、このままどこに飛んで行ってしまうのか、今のおれにはわからない。
ちょうどおれの前に座っていたひとが「続きは15年後かな」ってボソッと言っていたのがぐさりと刺さった。もう勘弁してくれよ……。
『廻天』の劇中でさやかが「もう付き合ってられない!いったい何と戦ってるの!?」と家に帰ってしまうシーンがあるのだが、俺の気持ちはそのときさやかと完全にシンクロしていた。
これに対してなぎさが「何をふてくされているんですか?今が楽しければいいんです」と説教、もとい励ますのだが、これがおれの胸にも突き刺さったまま終劇を迎えて、
「はあ~なんかまどマギも、こういう刹那的な娯楽作品になっちまったのかあ!?」
「蛇足だよ~~ これは蛇足!」
映画館の席でしばらく動けんかった。
そうは言いつつ、この映画がつまらなかったわけではない。むしろ面白かった。
今まで最大の敵として君臨していた「ワルプルギスの夜」がどのように生まれたか、その経緯はけっこう感動したし、“魔女”のグリーフシードでソウルジェムを癒せる理由付けにもなっていて感心した。ほかにも“魔女”となることを受け入れる立場を取る魔法少女、そして”魔女”になったまどかの姿など、本編で描かれなかったものは次々出てきたし、新キャラクターも魅力的だった。
でもそういう些末な設定の上に立つ、この映画の物語上の“意味”を、その時のおれは見出すことができなかった。
「まあ、やりたかったことは大抵やったんじゃねえかな……」
そんな何とも言えない気持ちで、その日は映画館を後にした。
・蛇足は果たして「駄作」なのか?
ここまでずいぶん愚痴っぽい話をしちゃったけど、実はここからが本題だ。
『廻天』に半ばガッカリしながらも忘れられず、その後はネットで「ワルプルギスの廻天 蛇足」なんて調べながら留飲を下げていた。そんな時ふっと、おれは『廻天』と似たような話を既に知っていたことを思い出した。
それが『新・巨人の星』だ。

『まどマギ』と『新・巨人の星』を両方履修している人もそうはいないだろうと思うので、まず説明したい。
『新・巨人の星』とは言わずと知れたスポ根の名作『巨人の星』の続編で、作者の川崎のぼるをして「ああ、あれね…」と口をつぐむキングオブ蛇足である。
そんな昭和のスポ根と『まどマギ』が同じなわけないだろ!と思う方も多いだろうとおもうので、ここからは『巨人の星』の解説を長くとる。
まず『巨人の星』といえば主人公・星飛雄馬が努力に努力を重ね読売ジャイアンツのスター選手を目指す野球漫画だ。その中で飛雄馬は仲間との出会いやライバルとの切磋琢磨、恋愛、魔球、そして父との対決を通して成長していく。
そして意外と知られていないのはその結末。
飛雄馬は魔球を使って完全試合を達成。しかしその代償として左腕を破壊。巨人を退団した飛雄馬は、最後は一人寂しく夜の街に消えていく……。

余りにも寂しすぎる!青春を野球にかけた男の末路がこれなのか!? うおおおおおおおおん!!!!
一方でこれは、前の記事から繰り返し自分が使っている「選択と責任」の話型にキレイにそっている。 飛雄馬は身を滅ぼす“魔球”という禁忌を使い、巨人の歴史に名を刻んだ。ライバルに、そして父に完全に勝利したのだ。
その代償は大きかった。だがその瞬間、彼は間違いなく“巨人の星”として輝ける明星になっていた――
もちろんこれを初めて読んだとき、子供心に「もっと他になんかなかったんか!?」と思った。 あまりにも飛雄馬が可哀想だ。野球地獄だ! でもこれは飛雄馬が選んだ道で、彼の物語はここに完璧に完結したのだ。
で、『新・巨人の星』はこの結末から5年後を描いた物語である。
この時点でもう嫌な予感がする。あらすじを解説すると、左腕を壊した飛雄馬が今度は打者、そして右投手として復帰する。 そして仲間との再会やライバルたちとの激闘、新しい恋愛、魔球。再び飛雄馬は、巨人の輝ける明星を目指す……。
なんだよこれ!?全部焼き直しじゃねーか!!
要は前作で描いたことを堂々巡りしてるだけなんですよね。そもそも連載再開の経緯からして、詳しくは割愛するけどなんだか商業的な匂いが強い。 「あの名作をもう一度!」ということで、どうにかひねり出したのがこれなんだろうなと。この点については憐れむべき蛇足と言っても過言ではない。
でもこの“蛇足”、おれ実は結構好きなんですよね。
なぜならこれは堂々巡りに見えて、飛雄馬の「救いの物語」になっていたからだ。
ポイントは飛雄馬を取り巻く人間模様の変化だ。
象徴的なのは『新・巨人の星』のラストシーン。再び魔球に手を染めた飛雄馬。右投手としての限界も悟り、夜の街で黄昏れる……。
ここまでは前作をなぞるような展開なのだが、ここに二人の登場人物が現れる。伴宙太*1と星一徹*2だ。
前作『巨人の星』で、飛雄馬の最後の対戦相手となったあの二人だ!

分かるだろうか。飛雄馬の隣に伴と一徹が居るだけで、前作よりも遥かに希望に満ちた終わり方に見える。
『巨人の星』で野球に殉じ、表舞台から孤独に去った飛雄馬。
『新』の登場人物たちは皆、球界に復帰しようとする彼のことを止めようとする。ライバルの花形*3、そして一徹でさえも「何考えてるんだ!また野球地獄を繰り返すのか!?」と諫める。そりゃそうだ!
そして無二の友・伴宙太すら、飛雄馬が再び“魔球”に手を染めようとすると「後生だからそれはやめてくれ」と制止する。
すべては彼らが皆、『巨人の星』における壮絶な結末を知っているからだ。
にもかかわらず『新・巨人の星』の物語は再び「堂々巡り」をしてしまい、結果として前作とほとんど同じ場所に着地した。
確かにここまでならただの蛇足だ。では一体何が変わって、なにが「救いの物語」だと感じたのか――それは飛雄馬の隣に、自分以外の他者がいることに他ならない。
彼らはみな『巨人の星』の物語を悲劇ととらえ、それを否定しようとした。さらに言えば、彼らは飛雄馬を孤独に追いやった張本人たちでもある。
しかし飛雄馬の並々ならぬ決意に触れるうちに、気付けば花形は現役に復帰。伴は”魔球”の制作に協力するようになり、一徹は新しい大リーグボール養成ギプスを作り上げた。皆が飛雄馬の後押しをし始めたのだ。
伴も花形も、『巨人の星』ではライバルだった。何度も死闘を演じた。しかしこの物語を通し、彼らと飛雄馬は同じ”野球地獄”を分かり合える真の仲間になったのではないかと思っている。
飛雄馬は『新・巨人の星』の物語を通し、『巨人の星』での孤独を打ち破ることができたのだ。
・『廻天』の話はどうなったんだよ!
長々と巨人の星の話をしてマジですまんかった。
でもここまで語ってきたことで、『新・巨人の星』が無意味な蛇足ではないことがわかってもらえたと思う。
つまり「前作とは違う結末」にするのではなく、「前作と同じような場所に戻ってきたけれど、そこにいる人間たちの関係が変わった」という続編の在り方だ。
そしてこの考え方を通して、『ワルプルギスの廻天』も同じように理解ができるのではないかと思ったのだ。
『新・巨人の星』で飛雄馬が救われたように、『まどマギ』で一番救われるべき人物は誰か?それは暁美ほむらだ。
TV版で「円環の理」となったまどかの記憶を一人心にしまい、そして『叛逆』でまどかを取り戻したことと引き換えに「悪魔」の誹りを受けた彼女に他ならない。
とはいいつつ、ほむらだって別に救いが欲しいとは思っていないだろう。まどかがいる新しい世界に、彼女はどんな不満があるのだろうか。トカゲさん電話だってノリノリだ。飛雄馬が望んで魔球を投げ続けたのと同じなのだ。
でも俺たちは暁美ほむらが、一人の少女を救うため、交わした約束忘れず何度も絶望に立ち向かったことを見てきたじゃねえか。そんな彼女が、このまま「何考えてんだ!?」と言われたままで終わっていいわけないよなあ!?
結論から言うと、『廻天』はほむらにとってちょっとだけ優しい世界に着地した。
表面的にはまどかは「円環の理」に戻り、TVの結末へと「堂々巡り」した。
しかし『叛逆』では孤独に「まどかを自分のものにする」方向へ行ったほむらが、『廻天』では周囲から理解され、応援される立場になったのだ。
象徴的なのが、今作のほむらと美樹さやかの絡みの多さだ。
前作ではほむらを「悪魔」とまで罵ったさやかだが、今作ではなんだかんだ一緒に戦っている。そうしているうちに、気付けば「あんただけは、円環の理じゃなくてまどかを見ていてほしい」と、ほむらの背中を押すところまで来てしまったのだ。
まあこのセリフ自体は結構唐突だったので、ほむらのヤバい執着に折れた上で、いつまでもウジウジしてるほむらにキレただけにも見えなくはない。とはいえ、前作では「悪魔」と呼んでいた相手と、ここまで一緒に戦って、最後にはその選択を後押しする関係になった。これは結構デカい変化だと思う。
さらに言うと今回は、まどかとほむらの関係にも進展がある。
『叛逆』のほむらは、まどかを理解していたからこそ、まどか自身の選択を許せなかった。「あなたが望んだ世界」よりも「あなたを救いたい」という自分の願いを優先したのだ。
ところが『廻天』では、ほむら自身がまどかの気持ちを理解したうえで、「やっぱりまどかは円環の理に戻したほうがええんかな…」と葛藤する。
そして今度は、まどかの側も「ほむらがなぜそうしたのか」を理解し、そのうえで「円環の理」へと帰っていくのだ。
つまり二人とも、相手を自分の望む形に変えようとするのではなく、相手が何を望んでいるのかを理解したうえで、それぞれの選択をするようになったのだ。
分かるだろうか、『廻天』は結果これまでと同じところに着地しても、今までよりはるかにキャラクター同士の対話と相互理解が進んでいるのだ。
結果ほむらは、TV版のように一人で真実を背負って戦う少女でも、『叛逆』のように一人で世界をひっくり返す反逆者でもなくなった。
少なくとも、もう一人で背負う必要はなくなったのだ。
君は見たか!? ほむらが他の魔法少女たちから応援されて、「円環の理」からまどかを取り戻そうとする姿を。結果まどかにフラれたことなんて、この際どうでもいいのだ。ずっと一人で戦い続けてきたほむらが、いつの間にか仲間たちに背中を押されている。このことこそ『廻天』がもたらした“救い”なのだ!
うおおおおおおん!! おれは今猛烈に感動している!!!
・おわりに
何言ってんだこいつ!?
まとめると、『廻天』は堂々巡りの話に見えて、キャラクターたちの相互理解が進んだ救いの物語です。……って感じになるのかな。
こうして一応は納得できたけど、最初に「なにが『廻天』だよ!」と思ったのも事実。そんなことを考えているうちに、「『廻天』、新・巨人の星と同じでは?」という、わけのわからんインスピレーションが降ってきた。それをなんとか言語化しようと、こうして記事にまとめた次第です。
ちなみにこの記事を書くにあたって変なことを書かないように、『巨人の星』を全巻文庫版で買い戻し、『廻天』も二回目を見に行った。なんなんや。
ほかにも同じように『まどマギ』を見て『巨人の星』を読み返したくなった方が居れば、ぜひ語り合いましょう。よろしくお願いします。
ところで『廻天』にはまだ恐ろしい事実がある。エンディング後のCパートの続編示唆だ。
すなわち、ここまで必死にコネコネして作った「納得するための理屈」が、また覆されてしまう可能性があるのだ!
怖い!もうおれはまどマギが怖いよ!!
まあそうこう言っていてもしょうがない。すべては虚淵と新房とシャフトの掌の上なのだ。「続編は出る」。それがいつになるかはわからないけど、おれはもう今更じたばたすることはしない。
難しい道で立ち止まっても、血の汗流し涙を拭かず、もう何があってもくじけない。
いけいけ『まどマギ』。どんと行け!

まどマギの新作映画見てきました。
思ったんだけどさ、仮面ライダー剣ってまったくハッピーエンドじゃなかったじゃん。
剣崎がアンデッドになることで世界の崩壊を防ぐ。でもそれは剣崎が永遠に続く戦いに身を投じるってことだし、剣崎が救いたかった始とは二度と会うことが許されないってことだ。
完全なバッドエンドではないけど、それが剣崎の選択だし、結果として世界は平和になった。ちょっと切ない余韻を残して、物語はこれ以上ないほどきれいに幕を閉じてるんだよな。
だからおれはこの終幕に対して、「もっと冴えたやり方がある」とばかりにどうこうしてハッピーエンドにもっていこうとするのは、それは蛇足になるんじゃないかと思うんだよ。この剣崎の「選択と責任」こそ、ブレイドの物語の本質だと思ったからだ。
後年「ジオウ」のブレイド回で。みんなが幸せになるハッピーエンドが描かれたけど、シビアな選択をした末に掴み取った結末としては、ブレイドの最終回のあのままにしておいて欲しい気持ちもあった。
(もちろんあれを正史と取るかは視聴者次第だし、いろんな設定を回収した良客演だったのは疑いがない)
こうらのカセキを選んだらかいのカセキは手にはいらないし、両方を手に入れるルートがあるとしたらそれは最初から選ばせる意味がないんだよ。なあ?
ちなみにおれはエヴァンゲリオンが大好きだけど結末に関してはどれも納得がいっていない。選択の末に繋がる未来がどこにもないからだ。
だってどれも、全部なかったことにしてるだけじゃねえか!?
結局おれが見たいのは、選択に対する責任と、そこから続いていくはずの未来なんだわ。
だから一周回って気持ちわるい⋯で終劇するエンドがいちばん納得するまである。あれも全くハッピーエンドじゃないけど、シンジが選んだ結果としてあの世界が残っているから。
↑は映画まどマギとは特に関係のない独り言です。
一個だけネタバレすると新キャラのワス子がくそ可愛かった。ああいう子に付きまとわれたい。

疲れた。
今年は涼しいから余裕かな~と思ってたら、ちょうど待機列に並んでるときに土砂降りが降ってきた。
傘が無かったので甘んじてずぶ濡れになったのだが、今帰ってきてカバンの中を整理していたら折り畳み傘が入っていた。つまりずっと傘を持っていたのである。
なんなんや。
みんな自分の持ち物はちゃんと確認しような。
昔から気になっていたけど、このイベント毎回野球のユニフォームを着てくる人間が妙に多い。なんなんや。
今日野球ユニの民が着ていたユニフォームではっきりと確認したのは
・大谷(ドジャース)
・石伊(中日)
・郡司(中日)
・細川(中日)
・森原(DeNA)
・近藤健介(日本ハム)
・ハヤテの19番
このへん
なぜか中日率が高い。大谷も最初17番の中日ユニかと思った。
ほかにも岡田監督とか大石監督の時代のオリックスユニと、阪神の誰かは確認した。まあでも急な天気や気温の変化があった時に、一枚羽織るものとしては野球ユニフォームはそこそこいいのかもしれない。
ちなみにおれも何年か前のスパコミにスワローズクルーのユニフォームで参戦したので全く人のことが言えない。しかもそれでオフ会まで出た。あの時はすまんかった。
画像はスポニチの企業ブース。
おれの愛するパワポケ*1とのコラボグッズを頒布していたらしいが、到着したときにはもうとっくに完売していた。
「記念に完売の垂れ幕撮影していいですか?」って写真撮ったのがこれ。何の記念だよ。
というか令和になってパワポケの新規グッズが出るのも凄いし、それが完売するのも凄い。なんなんや。
今日はもう疲れたのでここまで。
後日気力があったら戦利品紹介とかしたいと思います。
*1:コナミからGBC、GBA、DS向けに発売されていた野球バラエティゲーム。野球そっちのけで彼女攻略に勤しむ人たちを多く生み出した。